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タブリンの窓

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タブリンの木製恐竜骨格模型 制作記録 & 戯れ言 http://taburin.jimdo.com/ taburinあっとkfx.biglobe.ne.jp

病院見舞い

 風が冷たい祝日の午後。
 初めて息子の入院する病院へ、妻と娘二人と向かう。
 
 午後一時過ぎ。
 病院の駐車場に車を入れ、全員マスクをしてエントランスに。
 外来のない祝日なので、ホールも混んでいない。
 ホールの正面に置いてあるジェル状の消毒薬で手をぬぐい、4階にエレベーターで向かう。

 エレベーターには「鏡も無い…」と娘が言う。
 看護師詰め所を曲がり病室に。
 病棟というのは独特のにおいがする記憶があるが、ここは何もにおわない。
 妻が先頭に立ち、私と娘は導かれ、やや薄暗い廊下をしばらく歩くと、4人部屋で息子の名札が表札のように貼り付けてある部屋にたどり着いた。
 外は寒いのだが、中は適温に保たれ、入り口は開け放たれ、窓には冬の陽光が差し込んでいる。
 窓際の、カーテンで仕切られた一画が息子の場所。
 
 まず目に入ったのは、ベッド脇のキャスターに載った昼飯のトレイ。
 もう1時半になろうかというのに、全くの手つかずだった。

 そして彼は、ニットの帽子をかぶり、パジャマに着替えることもなく(点滴を続けているので無理だ)、
ベッドを少し起こし、マスクをして、膝を立てて、まどろんでいた。

 生意気に鬢から顎にかけて無精ひげが生えていた。
 
 妻はあれこれと息子に話しかけるが、彼自身は受け答えがしっかりとできない。
 「もうよせ、答えるのも大変だから」
 しかし、女親はそんなもんだろう。

 面会の途中、一度トイレに連れて行った。
 車いすに乗せるのに、彼の体重をかなり支えなくてはならなかった…。
 靴もはかせて…。

 また昔の記憶がよみがえった。


 明日がまた検査らしい。
 
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by carnotaurin | 2009-11-03 22:08 | 恐竜