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タブリンの窓

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タブリンの木製恐竜骨格模型 制作記録 & 戯れ言 http://taburin.jimdo.com/ taburinあっとkfx.biglobe.ne.jp

回復の兆し?

 担当医が午後はいないということなので、昼前に病院に行きました。
 立冬の今日も、気持ちよく晴れた穏やかな青空でした。

 病室に入ると、まぶしい冬の日が差し込み、開けた窓から入る風が浅黄色のカーテンを揺らしていました。
 窓の外は、高槻市の開発区域。駅の北東部にあたり、大工事中で、重機の音がにぎやかでした。

 息子は左に眼帯をして、うとうととまどろんでいました。
 瞳孔の調整ができず、眼球の運動も鈍いので、かなりまぶしいようです。
 点滴が腕の中に漏れたあとも、ふくやかに見える程度で、ほとんど目立たなくなっていました。
 今は右手です。
 ほどなく若い女性の医師が現れ、ひととおりの説明を聞きました。

 続いて主治医がおいでになり、また話を聞きました。
 今までの経過から、「ピークは越えたのではないか」との見方を示されました。
 う~ん、病状のピーク…ピントこないですね。
 病状はマイナス要因ですから、「ボトム(底)まで行った、これより悪化することは無い」、といった方が本当ではないか、などと妙なことを思いながらも、少し安心しました。

 呼吸器系の異常もなく、筋力の低下、ふらつき、めまい、眼球運動の低下、瞳孔の反応低下といった症状も、少しずつ回復に向かうのではないかと思います。

 昼飯の時間、前と違ってゼリーのオンパレードが並びました。
 息子が食べられないものを試食。一つは…ぶり大根をミキサーにかけてペーストにしてゼリーにしたものといった味。もう一つは、そうめんのつゆをゼリーにした感じ。う~ん……確かに、イマイチでした。
「マグロの刺身の方がいいんじゃないか!いや、焼き肉かな。」と言った私のことばに微笑み、母親に「今度焼き肉弁当を持ってきて」などと言ってたようです。久々に笑顔を見ました。


先ほど、実家から電話がありました。母は涙声。
母には、昔、長女(私の姉=心臓の手術後風邪を引いて6歳で他界)を亡くした思いがよぎっているのでしょう。

一方、父親は、仏壇で彼の母親(つまり私の祖母)の遺影(似顔絵)に手を合わせて、息子の回復を祈っていたそうです。母も「今までそんな姿は見たこともなかった」と言っていましたし、私も想像したこともありませんでした。ありがたいことです。
父は自分の母親を3歳のときに労咳で亡くしています。彼の父親(私の祖父)は養子で、その後、家を出て、九州で再婚していますから、私は祖父には一度しか会ったことがありません。父は以来、ずっと働きずくめです。不平不満を言わず、ただひたすら四六時中働く父。ありがたいことです。

若くして他界した母親(祖母)の写真は無く、弟(私の叔父)の描いた絵があるだけです。その絵が、父が祈っているときに「ちらっと笑った」と言ってました。そんな話をする父も初めて知りました。

 そんな思いを受けて、息子は快方にあるのでしょう。
ありがたいことです。
 今、妻は病院で付き添っています。
 晩飯は私が作りました。

 明日がガンマグロブリン投与の五日目です。
 
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by carnotaurin | 2009-11-07 20:36 | My Life