シャチの背骨 バラバラ・整形
はい、脊椎のほとんどすべてをバラバラにしました。
実は、胸椎部分で横突起の長さを間違えたために、何個か作り直しもしましたが、
取りあえずバラバラです。
はい、最初は一連の脊椎側面を実際より少し広めの間隔で材に転写し、
それをつながった状態でくり抜いて、全体のつながった形を整え、
それからばらして個々の整形に入るのです。
これは恐竜のときも同じです。
(転写するときには、カーボン紙を使って、微妙に少しずつ離して材に移します。)
バラバラにしたときに、上下左右の中心線がきちんととれていたら、
それまでの作業は成功です。
一つひとつの椎骨は、棘突起、椎弓、関節突起、横突起(肋骨突起)などを気にしながら、
前後のつながりを確認しながら整形していきます。
なんだかんだで、今日は8時間。
朝飯昼飯抜きですが、制作中には空腹感を感じません。
でも、ストーブをつけても熱気は冷たい風に飛ばされ、そんな中でのコーヒー一杯だけということで、
結構冷えました。
今年はこれで作り納め。
明日は実家に戻り、父母、弟家族と新年を迎えます。
皆様、今年もありがとうございました。
来る2011年が益々皆様にとって良い年でありますよう、
お祈り致しております。