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タブリンの窓

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タブリンの木製恐竜骨格模型 制作記録 & 戯れ言 http://taburin.jimdo.com/ taburinあっとkfx.biglobe.ne.jp

Raptorex Day 10 完成

目の周囲にあるscleral ring強膜輪を取り付けました。
この穴の中に眼球が配置されました。
これで、恐竜を知らないおばちゃまでも、目の位置を知ることができます。(よく、前眼窩窓を目の位置と勘違いするヒトがいます。)
 強膜輪の厚さは1ミリ以下。

 歯には、勿論すべてにセレーション(ステーキナイフ状のギザギザ)が入っています。

 結果的に、資料調べを除いて、制作には10日間、のべ50時間がかかりました。

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 ラプトレックスRaptorex kriegsteiniは、中国東北部の1億2500万年前の白亜紀前期の地層で発見され、その後密輸され、アメリカのミネラルショーで販売され、シカゴ大学のポール・セレノ博士らによって研究されました。
 キャッチフレーズは、ティラノサウルスは小型の時代からその特質を備えていた、という感じでしたでしょうか。はい、ティラノサウルスのご先祖なのです。全長に対して比較的大きな頭、走るのに適した長い脚、小さな二本指をもつ腕など。 詳細は、theropodさんのブログ「肉食の系譜」をご覧下さい!!theropodさんは恐竜が本職ではありませんが、科学者さんですので、非常に洞察力に優れた御仁です。

 今回は初めてこのサイズ33㎝の頭骨を手がけました。小さい模型では細部の彫りこみもわりとできたのですが、大きいのではどうかなと思いましたが、それなりにできたようです。

 そうそう、今回のラプトレックス、発見部位は決して多くは無く、頭骨に置いても脳函部分は発見されていません。論文にも破線で描かれています。
それでほかのティラノサウルス類を参考にしたのですが、丹南の模型を見て脳函を作り直しました。その丹南の模型を手がけたのが、シカゴ大学のタイラー・ケイラーTyler Keillor氏。「恐竜の復元」学研 に氏の作品も掲載されており、画家:小田 隆さんや模型仲間:徳川さんの友人でもあります。今回は氏に脳函について問い合わせました。もとより無いモノは無いので、ほかの研究室によって脳函は再現されているようです。いずれにせよ、模型のひな形画像をいただいたりして参考になりました。ありがとうございました。

 佐賀の博物館に持って行くまでは、ここに鎮座します。

 次は…

 亀を完成させなくては!!
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by carnotaurin | 2011-04-30 18:30 | 恐竜