ラッキーと芥川山城
雨雲が次々と流れこみ、時雨れることがありましたが、
それでも春の光線が雲の隙間から差し込んで、気持ちの良い日です。
目指すは裏山。標高は200mにも満たないのですが、帯仕山と三好山の二つのピークがあります。帯仕山には小さな古墳があり、三好山はその名が示すとおり、戦国武将三好長慶の居城があった山城跡です。
「ラッキー、さんぽ行くか?」
の声に大はしゃぎ!
喜び勇んで出掛けました。
山道に入ってからは、綱も解きました。
それでも、前になり後ろになり、離れない距離でしばしの自由を楽しんでいました。
山頂に近づくと、土橋、狭間や石垣がそこここに見られました。なかなかの山城です。山頂は市によって切り開かれ、展望も良いところでした。
北と西は急な崖で、その下は芥川。城としては絶好の場所だったのでしょう。南方向には、吹田や大阪市街が望めます。
しばし眺望を楽しんだ後、もと来た道を戻るのは主義に反します。それで、クマザサ深いけものみちに。
そこここにイノシシが土を掘り返したあとがあります。
ラッキーを後ろに、少しずつくねくねと下っていきました。どれほどか下ったところで、芥川に出ました。いつもは対岸を歩いているのですが、なかなか濡れずに渡れそうなところも見つからず、意を決して、大きくなったラッキーを抱きかかえ、ざぶざぶと川渡り。さすがに春。水は少し温んでいたように感じました。でも、渡りきったとたんに土砂降り。
一般道を一人と一匹は歩いて帰ったのでした。