ティランノサウルス 腰3
太平洋上の大きな台風は、偏西風の影響か北よりの進路をとったようで、日本直撃は免れたようだ。
今日は、あまり進捗無し。腰の部分を完成に近づける。すなわち、腸骨に座骨・恥骨を取り付けた。接合部の微妙な削り具合を調整し、座骨・恥骨が正確な方向に張り出すようにしなくてはならない。
恥骨は本来二つの骨で、これが一つに融合したように見える。今回は一つを二分して、再度つなぎ合わせて再現してあるが、ブーツの部分の幅がやや狭い。この恥骨もまた、博物館の復元や昔の文献では、その細かい点の形状や左右のつながり方が違う。
座骨は、脚を後ろに引く筋肉が連結する部位であり、また総排泄孔や輸卵管がその上を走るためのガイドラインでもあるようだ。左右二枚の長い三角形の骨板から成る。
接着部位にはいつものように手製のパテを盛り込んである。
明日から仕事も本格始動。