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タブリンの窓

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タブリンの木製恐竜骨格模型 制作記録 & 戯れ言 http://taburin.jimdo.com/ taburinあっとkfx.biglobe.ne.jp

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 76本の歯を入れるのに6時間近くかかってしまいました。
 モササウルスの歯は特異なんですよね、恐竜なんかと比べると。
 歯根が大きく球根のように膨らんでます。
 それに、口の奥に、歯の生えた口蓋骨があります。口の中に入ったイカなんかを、さらにのどの奥に送り込むためでしょうか。だとすると、舌はあまり幅広ではないようですね。

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 このあと、歯の整形をして、前顎骨の下部と、頭の中のepipterygoidを取り付けます。
 hyoid(舌骨)は最後です。
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by carnotaurin | 2009-05-30 21:37 | 恐竜
 ということで、今日は4時間もの大手術で、古い脳函を除去、新しい脳函を取り付けました。

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続く3時間で、左右の下顎をそれぞれ3つに部位ごとに分解し、整形しました。

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 pterygoidとepipterygoid、歯を取り付ければ、ほぼ頭部は仕上がります。何とかhyoidも再現したいところです。でもこれは全身ができあがってからの話ですが。
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by carnotaurin | 2009-05-24 21:31 | 恐竜
 下顎を除く頭部はだいぶ仕上がってきました。
  でも、pterygoidの関係で整形した脳函部分の角度が、やや気になります。
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やっぱり、作り直しだな…
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by carnotaurin | 2009-05-23 20:34 | 恐竜
  昨日と今日の帰宅後、それぞれ2時間ほどかけましたが、右の少し大きめのを手がけています。
  サイズは20.5㎝。

  試作での「気づき」を反映しています。全長は約90㎝になるはずです。
  今回はいつもの赤身と違って、モササウルスとオフタルモサウルスともに白身です。
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by carnotaurin | 2009-05-21 23:13 | 恐竜

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これは、昨日からちょっと始めました。
試作品、つまり、本制作の前の研究用です。
わからないところが多いので、図面で理解した後にそれを確認するためです。
何しろ、論文の図面もものによっては100%信用できません。
どのような技法でその図面を描いたものか、その図面通りにやると、不整合が数々出てくるのです。
ですから、やはりやってみるのが手っ取り早いのです。

この試作品は、quadrateからpterygoidあたりの接続状況と、脳函についてが資料不足です。
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by carnotaurin | 2009-05-19 23:05 | 恐竜
行って来ました。
天気はいまいちでしたが、少なくとも雨は降らなかったのはラッキー。
昼前に着いて、目当ての講演会が始まる前に、例の「ゴンドワナの大恐竜展」を見学。
日曜とあって子供も多かったのですが、結構余裕をもって見ることができました。
まぁ、予想通りでした。
特にMapusaurusの復元にはwoop!
洗練された復元は未命名の小さいやつだけでしたかな。

さて、メインの講演会。
……どうも、対象が違ったようで…
これ以上触れません。

仕方がないので、近くの国立博物館で行われていた「阿修羅展」を見学。
会場の平成館の前には長蛇の列。強風の中、みんなよい子にして待っていました。行列を作って待つのは嫌いな私ですが、何とか入って観ることができました。
日頃、仏心を持たない私ですが、この奈良・興福寺の改修時に出張してきた仏像さんたちに見入ってしまいました。

最後の阿修羅のところでは、メッカに集ったモスリムのような群衆が、時計回りに阿修羅像の周りを回って視線を集中している様は一種異様な雰囲気でした。 それはまた、恐竜化石を見つめる子供たちの目とは明らかに違いました。これが宗教かな…と思いましたね。
阿修羅の三面のお顔はそれぞれ深い趣がありました。

会場内は、保護のためか全体的に暗く、なかなかはっきりと細部まで観ることができないのは残念でした。

まだまだ恐竜を彫らなくてはならないので、仏像には手を出さないつもりです。

さて、一方、私が東京で博物館周りをしている間に、
大阪では新型インフルエンザ禍が…
高槻市でもとうとう二次感染者がでて、学校は休校に。
つい先日メキシコだったのに、あっという間にお膝元に。
この様子だと、関東でもすぐに出てくることでしょう。
みなさん、外出時はお気をつけて。

画像はNigersaurusと頸肋の美しいMajungasaurus。
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by carnotaurin | 2009-05-17 22:20 | 恐竜
 更新が滞っておりますが、私は生きております。

 さて、ぼちぼち時間を作って、モササウルスの頭をつついています。
 ほぼ上部をくりぬき終わり、脳函などにもこれから手を入れていきます。
 pterygoidも上部からはがしましたが、ここにも歯があります。
 quadrateと接するpterygoidの後部には、少し傾きを入れました。
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 そして午後、頭骨内部を整形し、どうも厚さと部分的なところが気になって、pterygoid/palatine/vomerの一連の板を作り直しました。
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by carnotaurin | 2009-05-16 21:35 | 恐竜
 朝から単身お出かけ。
 行き先は、三重県名張市。
 名神から近畿道、西名阪、名阪国道経由で165号線だったかな、名張まで2時間足らず。

 そこには、モササウルスほか恐竜の研究でも有名な谷本先生のお宅があります。昨夜急遽決めて、お伺いしました。
 目的は、現在手がけているモササウルスについての情報資料を得るためです。

 小雨の降る中、初めての名張。風光明媚な町でした。
 
 先生のお宅はすぐにわかりました。

 玄関脇から中まで、あちこちにいろいろな化石が「放置」してあります。
 そして、先生の書斎へ。
 周囲四面は、本棚に入った書籍やご自分で収集なさった恐竜研究論文などの「一部」がびっしり!!それも、現在入手が不可能な論文も山積。中国、アメリカ、ポーランド、旧ソ連、旧西ドイツなど、世界各地から実際にお求めになったものも多く、全くの驚異です。
そして、これらは飾りじゃなくて、先生の場合はご自分でそれをご自分の研究論文用に読んでいらっしゃるのだからたまげます。
 改めて先生の奥深さを思い知りました。
 しかし、本業に関する本は見あたらなかったような…(笑)

 モササウルス類の研究には、恐竜ではなく現生のトカゲ類が大変参考になるとのことで、先生お手持ちの標本のいくつかや、モササウルス類のレプリカを拝見しました。

 詳細はここではまだ書きませんが、いずれにせよ、秋までに1.6mのモササウルスを作り上げます。
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by carnotaurin | 2009-05-06 15:49 | 恐竜
 「怒濤シリーズ」の第○弾、である作品の一つ、Monolophosaurus jiangiが仕上がりました。

 博物館の展示などでは、下顎の左右の隙間がないほどに、かなりひしゃげた頭が展示されています。
私にはそこまではできませんでした。
 また、脳函の形状や口蓋部分については資料不足で不正確です。
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by carnotaurin | 2009-05-05 15:19 | 恐竜
 世間では連休でお出かけのみなさんも多いかと思います。
 両隣も雨戸が閉まったままです。

 さて、私はここぞとばかりに一日6時間以上彫ってます。

 一つは先日から始めたMosasaurus hoffmani model。
 なぜ今モササウルスなのか。
 日本でも数例のモササウルスが発見されています。
 そして、大阪府貝塚市でも発見されています。このモササウルスを研究していらっしゃるのが、昨年の夏からおつきあいをさせて頂いている谷本先生。谷本先生の監修をいただきながら、ただいま制作中なのです。
 ただし、この画像は頭部の試作品。サイズは14.5㎝。
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 本番は頭部が24.5㎝で、全長は160㎝ほど。これは実物の約1/4サイズになります。
 すでにこの本番用の頭骨には着手していますが、今回の材はトチの白身。

 そして今日はじっと待ってくれていたCryolophosaurusに歯を入れました。
 やっと「それらしく」なりました。
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 参考論文Osteology of Cryolophosaurus ellioti (Dinosauria:Theropoda)  from the Early Jurassic of Antarctica and implications for early theropod evolution
NATHAN D. SMITH,  PETER J. MAKOVICKY, WILLIAM R. HAMMER
and PHILIP J. CURRIE

 
 歯を入れ始めたMonolophosarus jiangi
こやつの歯は、口の奥向きにカーブしています。一度かみついたら放さない!という感じです。
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by carnotaurin | 2009-05-04 18:23 | 恐竜