伊賀の化石展 終了 撤収
なんやら忙しかったり、書き込む元気がなくて、
ずいぶんと間が空いてしまいましたが、いよいよ休みに入りましたので、
一筆。
休みといえば、労働者の権利とはいえ、そうそう休めるものではありません。
ただ単に、なんの気兼ねもなくホイっと休めればいいのですが、
休むとなると、何もせずに休むわけにもいかず、その欠員を補充すべく休む前の準備に忙殺されます。
だけど、たまには、恐竜を彫る時間が欲しいな、とも思うのです。
一度、彫り始めると、頭の中はそれでいっぱいになります。
骨格図面が頭を駆け巡り、骨の凸凹構造、厚さなどの蓄積された情報が交錯するのです。
ですから、あんまりあいだを空けずに集中することも大切なんですね、私の場合。
先日、伊賀の化石展が終了。4ヶ月近い展示でした。
本日撤収し、恐竜たちも連れ帰りました。
いつもお世話になっている谷本先生には、いくつかの貴重な論文コピーをいただきました。
ご自宅に論文を紙ベースで保管するのが大変になったので、PDF化をなさったからとのこと。
ありがとうございます。
また、伊賀盆地化石研究会会長の北田稔氏には、最近発見された見事なサイの足跡化石を見せていただいた。石臼状の大きな塊につけられた足あとは見事でした。
さて、帰ってきたもののうち、頭骨のいくつかをついでに写真に撮ったので載せます。
あ、一番下は今回の展示には加わっていません。ブラキロフォサウルスです。こいつも全身骨格にしたい!