肋骨くりぬき
厚さ5㎝のトチ杢(もく:木目が入り組んだ堅い部分)は、なかなか手強いのです。
カタツムリの速さでカットしていきます。
急に進めたり(尤も堅いので無理ですが)、カーブを急ぐと、厚さがあるために切断面が垂直にならないので大変なことになります。糸鋸刃は5本折れました。
ひたすらすべての指先、機械の音、刃の入っていく部分に神経を集中しての作業は、寒さを一時的に忘れさせる緊張感の連続です。
4時間で肋骨13対26本(スタンは11対22本!?で、スーは12対24本……)をくりぬきました。
終わった後はさすがに手足が凍り付いていました。
この次は再度カットラインの描き込み、そして一本ずつ整形です